自分の身を守る為に発信が重要な時代だと思う。

哲学/マインド

安野です。日本に一時帰省しています。

薬剤師をやっていた頃の友人が仙台に新居を建てたのでお祝いに行ってきました。

上の写真は 川で普通に拾ってきた木だそうです。インテリアで洗練されまくった部屋にゴミを置くセンスがもう振り切っていて完全に理解の範疇を超えてます。

ということで今日は現代における発信の重要性について考えを書いてみます。

現代における発信の意味

これまではビジネスにおけるマーケティングやブランディングの為に発信が重要だと言われていましたが、現代は個人にとっても、発信がとてもとても重要だと思います。

その理由はSNSや動画で誰しもが影響力を持てるようになったから。良くも悪くも、誰が個人的な意見が世間を動かすようになっています。ときにありもしない噂を流されて名誉を傷つけられたり、その結果家族が危険に晒されたりなんてこともあるかもしれません。

なので、現代は自分の名誉やあらぬ疑いを晴らす為に発信が必要な時代になっていると思っています。

発信すれば、同じ土俵に立てますがもしそれがないと一方的に情報を流されて終わりということにもなりかねません。

人は情報によって100%影響を受ける

情報からの影響を受けない人はいません。トレーニングによってその影響の量は変わりますが、このブログを書いている安野自身ですら多少の影響は ” 必ず ” 受けます。適切なトレーニングを受けていない人ならなおさらです。

クラスや職場、SNSで誰かが悪口を言われていたらなんとなく自分もそんな気がしてきて一緒になってその人が悪い理由を探し始めたり、さっきまで全然お腹が空いてなかったのにレストランから流れてくる匂いで急に食欲が出てきます。

これは認知科学でいうとプライミングという脳の働きによるものです。プライミングについてよく知らないという人は、以前ChatGPTに書いてもらったプライミングについてのコラムを参考にしてみてください。

結局は受け取り手のリテラシーが大事

プライミングによってどの程度影響を受けるかは、その情報元を意識できているかどうかによって変わります。無意識でいると触れた情報によって簡単にコントロールされてしまいますが、その情報の意図を意識していると逆に影響は受けづらくなります。

例えば、レストランから流れてくる匂いが目の前を通った人に商品を買わせる作戦(マーケティング)だとわかっていれば、その影響は少なくなります。

この溢れ帰るような情報の波を止めることは現実的ではないので、結局どの情報を受け取るかは受け取る側がどの程度の知見を持っているかによってかかっているのです。

プライミングは歴史的に情報操作にガンガン使われてきています。

共通の敵を作りあげて政治や人間関係に利用するスケープゴートは情報操作の典型例です。共通の敵を作れば、一緒になってその対象を叩いているうちに、仲間意識と安心感が生まれ、自分に票を入れる人を増やすことができるのです。

自分の考えを持って情報を取捨選択する人と、周りの情報に対して反射で行動する人の比率は8対2と言われています。対して考えもせず、本気で他人の意見に同調する人がほとんどなのです。

ダチョウは1羽が急に走り出すと、つられてみんな同じ方向に向かって走りはじめます。別に理由も目的もないし、先頭を走るのがリーダーというわけでもありません。たまたま1羽が気まぐれに走り出すと、皆ついていってしまう。

正直、人間もこれと大きく変わりません。だから仕掛ける側から身を守るためには自分が発信できる媒体を持っておくことが、情報に溢れた現代ではとにかく重要だと思うお話でした。

ではまた次の記事でお会いしましょう。

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