こんにちは安野勇太です。

相談業を軸に活動しています。

以下は先日のtweet。

手に持った鉛筆を見ながら、1キロ先の山を鮮明にみることはできません。これは視野だけでなく脳の働きも同じです。

今日はそんなスコトーマついて書いていきます。

スコトーマとは

人は景色を見るときに焦点を合わせることで、はっきりと鮮明に見ることができるようになります。

近くを見るときには遠くが見えづらくなりますし、遠くを見るときには近くが見えづらくなります。これは毛様体筋が働いて目のレンズの役割を持つ水晶体の厚みを調整することで起こります。

この焦点が合っていない部分をスコトーマ(盲点)と呼びます。

これはだれもが経験的に知っていると思いますが、実はこのスコトーマは視覚機能だけでなく認知機能ありとあらゆる場面に関わっています。

例えば、渋谷のスクランブル交差点のようなごった返すほどの人混みでも、自分の名前を呼ぶ声だけは聞きとれたりします。

これは自分の名前に対する意識が強いから、あれだけたくさんの声が飛び交っている中でも聞こえるワケです。あれだけの騒音の中、自分を呼ぶであろう人の声の特徴と自分の名前に意識が向いているから気づけるのです。普通なら他の音がうるさくてその中に自分を呼ぶ声などまぎれてしまいます。

この現象は認知科学の分野ではカクテルパーティー効果とも呼ばれます。

これは、脳の網様体賦活系(RAS)の働きによるものです。

RASは自分にとって不要な情報を遮断するフィルターのような働きをして、必要な情報だけを効率よく脳にインプットさせる為にあります。

渋谷のような人の行き交いや情報量が多い空間では、全ての情報を処理すると、脳は一瞬でオーバーヒートしてしまいます。

RASの働きのおかげで自分に不必要な情報をカットし、自分が求める情報だけをインプットすることができるのです。

これは逆にいうと人は意識を向けないものは見えないということなのです。

スコトーマによる具体的な影響

突然ですが筆者の安野はメンタリングを生業にしています。具体的には、メンタル面で問題を抱えている状態の人のカウンセリングやコーチング、ビジネスのプロデュース・コンサルティングなどです。

相談業をしていると顕著に感じるのですが、私たち経験者が当たり前に思っていることでもクライアントにとっては目から鱗だということが毎日のように起こります。

先日仮想通貨の投資に関してアドバイスをしたところ1ヶ月程度で資産を100万円増やした知人がいます。

この知人は仮想通貨にあまり興味がありませんでしたが、筆者がアドバイスをしてから市場の動きを時々連絡してきて雑談をするようになりました。

今までも仮想通貨のニュースは流れていたはずですが、自分には関係ないと判断してスコトーマが遮断していたわかりやすい例です。

自分に関係があると思いはじめると急にその話が耳に入ってきやすくなってきます。

これは世界が変わったのではなく、音を聞く人の意識が変わったに過ぎません。つまり、それまでスコトーマだった部分に意識が向き、見えるようになったのです。

スコトーマは常に存在する

ここで注意して欲しいのは、ひとつの情報に集中している状態は他のことがスコトーマになるということです。

具体的には仮想通貨の情報を聞いている間は、少し他の声が聞こえづらくなるということです。Aに集中している状態は、今までBやCに向いていた意識がAに集まっている状態です。

なので、Aが見えていなかったときには見えていたBやCがAを見ることによって見えづらくなるのです。

人は同時に2つの物を見ることはありません。

あなたがAに集中しているとき、BやCはスコトーマになっているかもしれないのです。

だからこそ、自分を俯瞰して状態を把握することは非常に重要です。

これをメタ認知といいます。

今の自分はどんな状態か。どの情報に意識が傾いているか。これを意識にあげれば、極端に偏った考え方にならずに自分で意識する対象をコントロールできます。

メタ認知については下の記事で詳しく解説しているので興味がある人は見てみてください。

今の世の中には意図的な洗脳とも言える教育が溢れています。

それに巻き込まれることなく自分が理想とする未来を創るにはスコトーマを含めた脳の働きを知っておくことが大切です。無意識下にあるものを意識にあげることでそれをコントロール下におくことができるようになります。

読者のあなたが想う人生を生きることを願っています。

では今日は以上です。

またお会いしましょう。