はいこんにちは安野勇太です。

以下は先日のツイート。

身体心理学とは身体と心の繋がりの事を言います。

今回は、身体心理学の第一人者である桜美林大学の山口創先生が講師を務める、ウェルネス・タッチケアのセミナーに参加してきたので、その内容を含めつつお届けしていきます。

身体心理学とは

身体心理学は、ひとことでいうと、『心と身体の繋がりを研究する学問』です。

今までは悲しいから泣く・楽しいから笑うというように感情が先にあって、身体に変化が起こるという考え方が一般的でしたが、

最近では、逆に ” 泣くから悲しくなる ” …とういう、身体の変化が先に起こりそれに続いて感情の変化が起こる『ジェームズ・ランゲ説』が改めてみなおされてきているのです。

ジェームズ・ランゲ説

進化論を唱えたダーウィンは一般的にいわれている進化論に加えて【行動】を研究していました。

犬は尻尾を下げて背中を反って甘えるのに対して、ねこ尻尾を上に築き上げて背中を丸めるようにして甘える。逆にそれぞれが狩で獲物を狙う時には、真逆の身体の使い方をするということに気づいていたそうです。

その後、1884~1885年にアメリカの心理学者ジェームズ(W.James)とデンマークの心理学者ランゲ(C.Lange)とによって、

感情→身体変化ではなく、身体変化→感情とい道筋を辿る考える『ジェームズ・ランゲ説』が唱えられましたが、当時は否定され、感情は脳の中だけで起きるという『キャノンバード説』が有力とされました。

長らくキャノンバード説が有力とされいていましたが、今またジェームズランゲ説が注目されているのです。

『身体の使い方』でうつ病が治る可能性

身体心理学研究の一例として、うつ病の人は眉間にシワを寄せたけわしい顔をしていますが、額に筋弛緩作用を持つボツリヌス菌毒素を注射することで、うつ病に高い確率で効果が期待できることがわかってきています。

参考Glabellar Botulinum Toxin Injections in Major Depressive Disorder: A Critical Review

ボツリヌス菌を注射すると、鬱が治る。

脳に送られる神経体から遮断して身体へのフィードバックを抑える。

筋肉を弛緩させて、うつ病が改善するなら、毎日のストレッチや体操を通して心身をリラックスさせることもできそうだと思いませんか?

オキシトシンの分泌を増やす身体心理学の実践

オキシトシンは妊婦の陣痛を起こすホルモンとして有名ですが、その他にも

  • 抗不安作用
  • 抗ストレス作用
  • 抗鬱作用
  • 鎮痛作用
  • 自律神経調整作用
  • 免疫力のUP

など、精神面への関わりが大きなホルモンです。

上に書いてある以外にも、自分と他人が違う者だという認知を下げる作用も持つため、対人での緊張感を下げることが知られています。

(ちなみに相手を自分と同じ者だと感じやすくなるので、ストーカーの加害者はオキシトシンの血中濃度が多いといわれています。)

オキシトシンは安心できる相手と接触することで濃度が増えるということがわかってきていて、『タッチ』は介護業界でも注目されている『ユマニチュード』というケア技法にも取り入れられています。

ユマニチュード:知覚・感情・言語による包括的コミュニケーションに基づいたケア技法です。 フランス語で「人間らしさ」を意味する「ユマニチュード」には、「人間らしさを取り戻す」ということも含まれています。

引用:https://www.azumien.jp/contents/method/00035.html

そして、このオキシトシンは自分で肌に触れることでも分泌量を増やすことが知られています。

行動心理学では、不安感や怒りを感じている人は腕を組む傾向があるとされていますが、これは自分をなだめたり落ち着こうとして自然に身体が動いているのかもしれません。

特に毛根のある部分を触ると、C触覚繊維という『快感』を感じる神経繊維を刺激するため、オキシトシンの分泌量が増えるそうです。

自分の肌を優しくなでる習慣をつけると安心感を持って毎日を過ごせるかもしれません。

自分の腕を優しく撫でたり、大切な人を撫でてあげることでお互いの幸福感や免疫力を高めることがデキる可能性があります。

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ポーズや動きの中で自分の心理状態をコントロールする方法を研究・実践しています。

オモシロイ事を研究し、価値を届くカタチにしていくことに興味がある方はお気軽に連絡してください。

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