こんにちは安野勇太です。

身体心理学認知科学を応用したコーチング起業コンサルティングといった『相談業』を軸に活動しています。

以下は先日のTweet。

現代人の多くが洗脳を受けていると聴くとあなたは信じますか?

今日の記事では認知科学の観点からサブリミナル効果について書いていきます。

全ての人は洗脳を受けている

『洗脳』と聴くとなにか特別なものと感じる方が多いかもしれませんが、特別なものではなく、日常でも起きています。

広い意味での『洗脳』は、情報によって影響を受けることです。

例えば、テレビCMやバラエティ番組では爽やかな印象の演出をしているタレントが基準になって世の中の爽やかのイメージができたりします。友人関係の中で誰かの悪い噂が流れてくると、本当にその人が悪い人のように感じるのもそうです。

知らず知らずのうちに全ての人は常に情報によって影響を受けています。

自分だけは洗脳を受けていない!という人は、その定義を知らないか、自分が受けていることに気づいていないということになります。

例えば、日本の映画監督の黒澤明監督は、『雨が降ると悲しい』という価値観を作った人だと言われいてます。

映画のシーンの中では悲しいシーンや浄化されていくシーンで雨が使われることが多いですが、実際に雨が降ることと悲しいという感情に本来相関性はありません。

黒沢監督は雨の中で俳優が悲しんでいるシーンを強烈に表現することで、次の映画では雨を降らせただけでそのシーンが悲しいものだという連想が起きる…パラメーターをつくったということになります。

世間でイケメンだとか美女だと言われいている人たちも、時代によって基準が変わっています。

現代人がイケメンだとか美女だと信じているのはTVや雑誌でそう言われている人です。

実際にそれまで非モテだった人が、人気の俳優が出てきてその人に似ているだけでモテ始めることや、芸能人のヘアスタイルに似せるだけでオシャレだと言われ始めたりします。

エモーションコントロール

人はロジカルではなく、感情によって現実世界を認識しています。

例えば、嬉しい感情の時に会った人・ドラマや映画で好感の持てる俳優そのものに好感を持ちやすいのはそのせいです。

恋愛のテクニックで有名な吊り橋効果(ドキドキする場所で異性とデートするとうまくいきやすい)もこれです。緊張や恐怖で交感神経が働いて心拍数と血圧が上がっている状態を、恋愛によるときめきと認識しているのです。

顕在意識では気づかない範囲で潜在意識に作用する働きかけをサブリミナル効果と言います。

TVの間にコンマ秒以下の一瞬、顕在意識で認識できない人の顔の画像を差し込んだり、人が顕在的には認識できない音程で言語情報を差し込むのもサブリミナル効果です。

楽しい気分の時に見た情報は、本人が認識をしていなくても楽しいモノゴトだとして記憶されます。こんな感じで、人はロジカルではなく感情で判断します。

逆に感情をコントロールすることができれば目の前で起きていることの認識を変えることができます。これをエモーションコントロールといいます。

これも面白いですが、また次回以降の記事で解説します。下の記事はエモーションコントロールの参考になるので載せておきます。

洗脳を受けない為には

情報に触れた時点で誰しもが広義の洗脳を受けています。

そうなると洗脳を受けないようにする術が無いように思うかもしれませんが、洗脳にかかりにくくする方法はあります。

それは、洗脳を意識すること。

上で紹介したサブリミナル効果も顕在意識に気づかれずに情動に働きかけるから効果が大きくなります。

顕在意識は情報を選別し、受け入れるべきものを選んでいます。ボクサーが気づかない角度からパンチをもらうとダウンしやすいように、顕在位意識をスルーして潜在意識に直接働きかけると人の脳はまんまと騙されます。

だから日々日常で洗脳が起こっている、情報に晒されている、そして現代ではCMや広告などのほぼ全てに意図的に狙いすました洗脳技術が盛り込まれている…それを知っていること。

そうするだけで相手の術中にハマりづらくなります。

さらにそれを知った上で世界をみると、広告をつくった人の意図も見えてくるし、自分でそれを応用できるようにもなります。

まず、人は誰しも情報のバックボーンがありそれによって判断していること。そのバックボーンは生まれてからこれまで日々蓄積されているあらゆる情報でできていることを知っておくことが大切です。

そして世の中のメディアのほとんどが意図的に作られていることも。

常識から一度目を離して、だれが何のためにそうしているかを意識すると、他人の人生ではなくより自分らしい人生を生きやすくなります。

では今日はこのへんで。

安野勇太でした。またお会いしましょう。