シニアレクが上手くいかない…3つの理由とその対策

こんにちは!あっぱれ協会の安野勇太です^ ^

最近はレクに没頭。可動域を拡げるための体操のノウハウ・身体の仕組みを柔道整復師・機能訓練士の仲間達と共に積み上げて形にしています。

私がレクを始めたばかりの1年前は伺った施設のご利用者さまがなかなか積極的に体操に参加してくれず、悩んだものです。

効果の出る体操自体はたくさんの専門家の先生が提案してくれています。ただ、ご本人達が嫌がっている体操を無理やりさせても、それは心の可動域を拡げることには直結はしないでしょう。

QOL(人生の幸福)を無視したADL(日常生活動作)の向上を目指しても、それは本来のゴールを見失っているし、狙ったような効果も出づらいのではないでしょうか。

だからこそ参加したくなる『楽しい体操』が重要なのです。

今回のブログではシニアレクが上手くいかなくなる理由と、その解決法について解説していきます。

原因1:身体を淡々と動かす『筋トレ体操』をしている

よくあるパターンはこれ。効果を出す動きにこだわるあまり、強度の高い運動をしようと『筋トレ』のような体操を実施『させている』パターンです。

筋トレを続ければ筋力が向上し効果がでるかもしれません。

ただ、われわれ若者も筋トレが続かない人がほとんど。それを筋力を向上させるという建前でご高齢の方達にむりやり押し付けるのはいかがなものでしょう。

ご本人たちがいやいややっていることを押し付けるのは我々介護に携わる人間なら心が痛むはず。

だからこそ『楽しい』が大前提の体操なのです^ ^!

解決法:3V(メラビアン)の法則を意識する

ご利用者さんに楽しんでもらう為、また体操に集中してもらうために意識しているのが『3Vの法則』です。

3Vの法則は7・38・55ルールとも呼ばれます。

3Vの法則(メラビアンの法則)は1971年にアメリカの心理学者アルバート・メラビアンが提唱した概念で、話し手が聞き手に与える影響を、研究と実験に基づいて数値化したものです。

話してが発する情報『visual(視覚情報)』『vocal(聴覚情報)』『Verbal(言語情報)』が聞き手(相手)に与える影響はそれぞれ、

『Verbal(言語情報)』…7%

『vocal(聴覚情報)』…38%

『visual(視覚情報)』…55%

なんと我々が必死で考えている話の内容は相手に与える影響からみると全体の1割にも満たないのです。

見た目を笑顔に・清潔感を持った髪型で・動きを大きく(視覚情報)

声はできるだけはきはきとシニアの方に聞こえやすいよう大きくゆっくりと話すようにすることがレクリエーションを盛り上げ、狙い通りの体操の効果を出すことには重要なのです^ ^!

原因2:レクが単調でご利用者さんが飽きている

これもよくあるパターンの一つです。

レクリエーションや体操の完成度がいかに高くても毎回同じ内容ではさすがにご利用者さんも飽きてしまいます。

鉄板のレクを中心に必ず毎回のレクに変化を少しだけ加えることができればご利用者さんも目の輝きを取り戻してくれるのです。ほんの少しで構いません。レクに新しい風を取り入れる工夫をしてみましょう( ´ ▽ ` )

解決策1:基本のベースに角度やゲーム要素でアクセントを加える。

これは特に簡単な解決法です!

体操レクリエーションに関しては、『この体操をすれば元気になる!』という同期がある為、他のレクリエーションよりも利用者さんが満足してくれやすいという特徴があります。

満足が『楽しい』だけに頼らないことが大きなメリットです。

例えば左右の手を交互に前に突き出す動きを上に突き出すようにアレンジするだけで、二の腕に効くという効果はそのままに肩こりや腰痛を改善する体操にすることもできます。体操をする前に、効果の説明をすることでしっかりと同期を刺激し、ここに楽しい仕掛けを組みこむことで飽きを感じさせることなく、セッコよく的に体操に参加してもらいやすくなります。

アドバイスとしては、思いついたアレンジを1回ですべて出し切ってしまわないようにすること。

思いついたアレンジや体操に組み込むゲームを早く試したい気持ちがわかりますが(なんなら私もそうですが笑)、1度で出し切ってしまうとその分次回のアレンジを考えるときにパワーが必要です。

アレンジは1回の体操に1つで十分です。

そのぶん組み込み型を工夫して、クオリティの高い体操ができるように1回1回を大切に、ご利用者さんに寄り添って行いましょう。

解決策2:相手に喋らせる

レクリエーションを盛り上げようと必死になるがあまり、自分ばかりがしゃべっていると、頑張っているのにご利用者さんがなかなかついてきてくれません。

レクを盛り上げる為にインストラクターが話すことは確かに大切ですが、ここも自分本位になることなく、『ご利用者者さんにしゃべってもらう為の』話をする前提を忘れないようにしましょう。

その為のポイントは自分を相手に置き換えて、『ご利用者さんの興味のある話』をすること。

相手のことをよく知る為にレク前の雑談の時間をつくることもポイントです。

ただ、まず外さない話題があります。

『天気の話』『家族の話』『地元の話』『日付や歴史の話』…だれでも当てはまる話題をゲーム形式で織り交ぜていくアイデアは体操前のアイスブレイクにもオススメです。

原因3:『楽しいだけ』の体操を実施してインストラクターのモチベーションが下がっている。

これは原因1の筋トレ体操とは逆の原因です。

利用者に笑顔になってほしいという気持ちはとても素晴らしいのですが、職員自身がなにを目指しているのか目的意識をしっかりと持つことができていないため、その場が楽しい体操を実践し、

『楽しい時間を過ごす』という名目の時間潰しの意識になってしまっていることがあります。

ネタありきのレクなので、『ご利用者さんの為に』という意識は素敵なのですが、ご利用者さんを退屈させない為。という動機で長くモチベーションが保たない方が多いのも多くの施設を訪問して見えてきた事実です。

解決策:可動域を楽しみながら動かす という提案

だから体操なのです。

あくまで『筋トレ』ではなく、ご利用者さんたちが楽しんで身体を動かすことを大前提にしたADLの向上。

その為の工夫やレクネタ・体操と合わせた脳トレ。

身体を動かすというベースの考え方とベースの知識があればこんなに簡単で、創意工夫をしてやりがいを持てるレクはないのではないでしょうか。

どうすれば楽しんで体操レクを行なってくれるか。体操に参加して元気になってもらえるか。

創意工夫をしてご利用者さんと共に笑顔になり、体操という財産を築いていく。今、私も体操レクリエーションに夢中なんです^ ^!

まとめ

いかがでしたか?

この1年間レクだけに没頭し、いくつもの施設を定期・イベントで周ってきて感じたことがあります。

レクをうまくいかせる為にはいくつもの法則がある。うまくいかないレクも同じです。

体操以外のそれぞれのレクにもたくさん良いことがあります。

そのなかでも身体をコントロールすることで心を、人生をコントロールすることができるという信念のもと、体操レクの可能性を感じ、追求しています。

『関節可動域』を拡げることで『人生の可動域』を拡げることができます。それはシニアも私たちも変わりません。

これからも私たちは『可動域』を拡げ、共に豊かになるレクリエーションを追求し、元気な方達の溢れる未来を作っていきます^ ^!

ご案内

あっぱれ協会では共に『可動域』を拡げていく仲間を募集しています。

一人や今の私たちだけでできることは限られています。

誰がやってもうまくいく、共に笑顔になれる体操レクリエーションをつくり、アイデアを共有していくインストラクター『あっぱれ協会』のメンバーになって想いある方達と共にこの輪を拡げていきたい。

共感してくださる方はcontactフォームからお気軽にお問い合わせください^ ^

お待ちしております!