会員のみなさんこんにちは!
安野勇太です。
体操をしていてご利用者さんがモチベーションを上げてくれなくて困ったことはありませんか?
実はそのお悩み、『効果の説明』で解決できるかもしれません。
今日はそこについて解説していきます!
今日の記事はこんな人にオススメ!
- 介護施設のレク担当でご利用者さんの体操モチベーションを上げたい方
- 体操のプロフェッショナルになりたい方
- 高齢者に限らず、人のモチベーションを上げたい方
ではいってみましょう!
体操のモチベーションは『効果の説明』で変わる!

体力の落ちている高齢者の方達にとって、体操はかなり大変なもの。
もともと運動が大好き!という方でない限り、モチベーションは大して高くはないものです。
そんな人たちに『やりましょう!』とただ声をかけただけでやる気が出すはずはない。
そんな人たちでも、体操の効果をうまく伝えることで、体操に対するモチベーションを上げることができるのです。
今回はそんな効果の説明の具体的な方法について、お伝えしていきます^ ^!
ポイント1:動きの『前』に体操の効果を伝える

基本的には、特にしっかりと行ってもらいたい動きの『前』に効果の説明をします。
動きに入る前に説明をすることで、体操に参加する高齢者の方達も、
『よし、そんな効果があるなら頑張ろうか!』
とやる気を出してくれやすくなります。
無理やり動かすのではなく、動きたくなる理由をつくることを意識してみてください。
無理やりする体操は、
『やらせる』方も、『やらさせる』方も気持ちの良いものではありませんよね。
ポイント2:実際に感じられる効果を伝える

体操と身体について学び、正しいフォームと筋肉の名前がわかってくると、
『〇〇筋を鍛えられます!』
と説明をしてしまいそうになるかもしれません。
ただ、鍛えられる筋肉の名前は、実際ご利用者さんの関心が薄いのが実際のところです。
(専門性をみせてインストラクターの説得力を高めたい時にわかりやすく伝えるのは効果があることもあります。)
ご利用者さんの関心があるのは、
『その筋肉を鍛えると自分たちにとってどんな良いことがあるのか』
です。
動きの中で『ふくらはぎを鍛えられます!』をと伝えるよりも、
『ふくらはぎをしっかりと鍛えると、冷え性が改善したり、疲労が取れやすくなります!』
と説明した方がご利用者さんの体操に対するモチベーションは高くなります。
メリットではなく、ベネフィットを伝えると効果をイメージしやすいと思います。
+αのポイント

体操の説明をするときに、ご利用者さんが身体の不調を感じている部位をアンケート形式(挙手など)で答えてもらい、その部位に効く体操・説明をするのはオススメです。
利用者さんが『自分ごと』として感じられるように、伝えることで体操に対するモチベーションを引き出しやすくなります。
まとめ
今回はご利用者さんのモチベーションを引き出す効果の説明についてご説明しました。
『やらされている』ではなくご利用者さんが自分からしたくなる体操にする為に、やる気を引き出す方法を知っていると良いかもしれません。
北風と太陽の童話のように、無理やりではなくみずから動きたくなる理由をみせると上手くいきやすいと思います。
それでは今日はこんあたりで!
安野勇太でした!
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【追記】
機能訓練の仲良し、辻てつろうの 『てつまるチャンネル』 も参考にどうぞ💡