交感神経と副交感神経を呼吸法でコントロールする話

こんにちは安野勇太です。

相談業を軸に活動しています。薬剤師で介護福祉士でもあります。

以下は先日のtweet。

自律神経をコントロールする方法は実はたくさんあります。

今日の記事では呼吸法や動作でで自律神経をコントロールする方法とその理由をお話ししていきます。

自律神経とは

自律神経とは体の中で意思…つまり意識の力でコントロールが難しい神経のことです。

例えば心拍数のコントロールをしたり、血管平滑筋を弛緩させて血流を高めたり、物を食べた時に胃や腸を動かす神経です。

逆に意図して腕の筋肉を動かす運動神経や、ものを触った時に熱いと感じたり、視覚や聴覚に関与する感覚神経は体性神経と呼ばれます。

自律神経にはさらに交感神経と副交感神経という2種類の神経があります。

交感神経は体内を興奮・緊張状態にして血圧や心拍数を高めたり覚醒状態を引き起こします。

副交感神経は体内を鎮静し、交感神経とは逆の働くを起こします。

近年の情報化社会では緊張時間が長くなり交感神経が働きすぎることで健康問題が増えていると言われています。

ただ、自分の意思ではコントロールが難しいとされる自律神経も仕組みさえ知ればコントロールができる可能性があるのです。

自律神経をコントロールする方法

・呼吸

呼吸は普段は不随意運動と呼ばれ、自分で意識せずにコントロールしています。

なので普段意識していないものをコントロールして意識にあげることで自律神経をコントロールするトレーニングにもなるのです。

・歩き方(動作)

これは気功の世界の話なのですが、動きによって自律神経をコントロールできることがわかっています。

なので気功の世界で武術禅と呼ばれる武術の動きをベースにした瞑想では、できるだけゆっくりと動作することをよしとします。

太極拳もそうです。

これは

目的が、武術そのものの強さではなく、内面のコントロールをできるようになって健康になることだからです。

・話し方

これも上の高気功の考え方ににています。

話す速度もゆっくりにすることで思考速度もゆっくりになります。

なので、逆に交感神経を高めて頭の働きを良くしたいときには早口で話すようにするのが良いです。

自分の成りたい状態に合わせて使い分けるようにすると良いでしょう。

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