はいこんにちは!
安野勇太です。
今日は高齢者向けの体操の中でも立位を取るために重要な『大腿四頭筋』と『腹筋』を重点的に強化する『フロントキック体操』について解説していきます。
普段立位がとれる方達も、車椅子メインの方も、強度を高めて安全に行える体操なので是非トライしてみて欲しいと思います。
今日の記事はこんな人にオススメ!
以下の状態の人に体操を伝える方。
・立位が取れる方。(普段車椅子で活動されている方には負荷が強いかもしれません。)
・膝に不安があるけど、下半身と腹筋はしっかりと鍛えたい方。(膝の位置を固定せずに行うと膝への負担が軽くなります!)
ではいってみましょう!
車椅子の状態の人と自立状態の人の体操の違い
最近は身体的に自立されている方との体操の機会も増え、体操のバリエーションも増えてきました。
そうなると自立されている方は要介護度の高い方向けの体操では物足りなく感じることもあります。
今日はあっぱれ協会の高齢者向け体操のノウハウの中から、
『大腿四頭筋』『腹筋』『大腰筋』といった歩行に重要な役割を果たす筋肉を鍛える体操をご紹介します。
座位で歩行を改善する『フロントキック体操』のメリット

通常のレッグエクステンション(足浮かせて膝だけを伸ばす体操)では大腿四頭筋はしっかりと鍛えることができますが、大腰筋(足を前に降り出すインナーマッスル)はあまり刺激されません。
さらに膝の位置を固定して行う膝関節の伸展動作は、関節への負担が大きく、膝痛を引き起こす可能性さえあります。
『フロントキック体操』では格闘技の前蹴りの要領で、足をしっかりと引き上げて動作を行うことで『大腰筋』や『腹筋』もしっかりと鍛えることができ、前に足を蹴り出すように動かすことで大臀筋(お尻の筋肉)を刺激しつつ、さらに膝への負担を抑えることができます。
ご利用者さんの体力や身体の状態に合わせて回数を設定し、動作をゆっくりと行うようにするようにしましょう!
フロントキック体操のやり方

『フロントキック体操』は4つの動きをしていきます。
1:椅子の背もたれに背中を預け、片膝を自分の胸に惹きつける
2:膝を伸ばして遠くをつま先で蹴るように足を動かす。
3:膝を再び胸に引き寄せる
4:足を床に下ろす
実際にトライしてみるとわかりますが、膝が動くことで関節への負担を抑えてしっかりと下半身の筋肉を鍛えることができます。
ゆっくりと動作を行って、しっかりと筋肉に効いている感覚を掴むようにしましょう!^ ^
まとめ
今回の記事はいかがでしたか?
しっかりと、かつ体力に合わせて体操をして元気な身体と心をつくっていけると良いですね。
身体の前面の筋肉(大腿四頭筋)をしっかりと鍛えておくことは、立位を維持するためにも重要です。
しっかりとまとめて鍛えられる布団とキック体操を是非試してみてください!
あっぱれ協会を含む会員制サロン『MFC』では、体操に関する勉強会・情報交換・各種イベントを開催しています。
ご興味のある方はお気軽にご参加ください。
では今日はこれで以上になります。
またお会いしましょう!安野勇太でした!
“座位で立位に必要な大腿四頭筋と腹筋を強化する『フロントキック体操』” への1件のフィードバック