疲れない為の習慣まとめ
こんにちは安野勇太です。
相談業とビジネスプロデュースを軸に活動しています。
今日は疲れない為の習慣について話していきます。
読者のみなさんは疲れが溜まって困ったコトがありますか?
まず疲れない為には身体と脳の両方からのアプローチが必要です。
認知科学的には、筋肉が強張っていたり痛みがあると潜在意識から影響を受け、精神的にも疲労が溜まりやすくなります。
下の記事でも触れていますが、感情は身体から生まれます。身体の状態を良く保つと感情のコントロールにも役立ちます。
ここからは具体的な方法と理論を紹介していきます。
呼吸法
呼吸法を使うと基礎体力と回復力を高めるコトができます。ニッポプ
基本は腹式呼吸、そして日中の踏ん張りどころでは完全呼吸を意識すると良いです。
腹式呼吸は横隔膜を大きく使う呼吸です。
息を吸う時にお腹が膨らむように、息を吐く時にお腹が凹むように横隔膜と使って呼吸をします。
腹式呼吸ではできるだけ胸郭(肋骨)が動かないようにするコトがポイントです。
完全呼吸は横隔膜と胸郭周りの呼吸筋(肋間筋)を使って行う呼吸です。
吸う息では、『お腹→肋骨→デコルテ』の順に膨らみ、吐く息も、『お腹→肋骨→デコルテ』の順に凹むように呼吸筋を使うよう意識するのがポイントです。
腹式呼吸では副交感神経が優位になるので休息が促進し、完全呼吸では全身が活性化するので、基礎体力が向上します。
どちらの呼吸をする時にも吸う息では肺が満タンになるまで大きく吸い、吐く息では肺が完全に空になるまで吐くコトがポイントです。
1日を通して大きくゆっくりとした呼吸ができるようになると基礎体力と回復力が高まり、眠りも深くなっているはずです。
呼吸については下の記事が参考になります。
タッチ
気がついた時に自分の身体に優しく触れるようにすると、疲れづらくなります。
気持ちが良いくらいの力で優しく身体をなでると毛根の奥にあるC触覚繊維が刺激され、心身を癒すオキシトシンの分泌量が増えるコトが身体心理学分野の研究で明らかになっています。
安心できるパートナーとお互いに触れ合うとオキシトシンの分泌量が増えるコトもわかっています。
タッチはお互いの信頼関係が重要なので、パートナーは選ぶと良いです。信頼していない相手との触れ合いではオキシトシンの分泌量が増えないコトもわかっています。
オキシトシンを増やす方法は下の記事で詳しく書いています。
感情のアプトプット
アウトプットはうつ病の予防に効果が高いコトが数々の研究で示されています。
感情や思考を整理して脳を整えるコトも疲れない為のポイントです。
辛い気持ちを表に出す・文字にして書き出す為に、日記をつける。感情をアウトプットする為にカラオケに行く・踊るのも良いです。
現代社会に生きていると思考や感情をそのままアウトプットする機会はほぼありません。
筆者は週に2回くらいはカラオケにいきますし、最近はできるだけ気のおけない友人と時間を過ごすようにしています。
結果的に脳がリフレッシュされて仕事に活きることもよくあります。
歌を歌ったり話をすると呼吸も深くなるので、呼吸筋のストレッチになって呼吸負荷が軽くなります。
呼吸に必要なエネルギーが小さくなると疲れづらくなります。
情報を遮断する
1日に何回か情報を遮断する習慣をつけるのも疲れない為に役立ちます。
視覚的な情報を遮断する為に、アイマスクを使う・目を閉じる。
聴覚的な刺激を遮断する為には、携帯やテレビの電源を切る・耳栓をする。
思考の刺激を遮断するには、瞑想をする。
上記が筆者のオススメです。
現代人は非常に多くの情報に晒されています。
情報を手に入れるには良いですが、人間の脳は実は本質的にはマルチタスクをすることはありません。
同時にいろいろな仕事をしているように見える人はマルチタスクをしているように見えて、いくつかの仕事を切り替えてこなすのが早いだけです。
感情もそうです。悲しい感情と楽しい感情を同時に感じることは実はありません。いくつかの感情が短時間の間に切り替わっているだけです。
こういったマルチタスクっぽい仕事をしていると、脳にダメージを与え、ストレスホルモンのコルチゾールが増えてきます。これは心身にストレスがかかった時に副腎から分泌されるホルモンで、血圧や血糖値を高めて危機に備えます。
コルチゾールの分泌量が増えて脳内に届くと脳はフィードバックとして心身に指令を出し始めます。
恐怖を司る扁桃体にコルチゾールが届くと、危機に備えて心身に様々な指令を出したり、恐怖に関わる記憶を強化します。
心身を癒し脳機能を高めるには、マルチタスクをやめること。マルチタスクをやめる為には、情報を遮断することです。
コルチゾールに関しては下の記事でも詳しく書いています。
さいごに
現代社会は便利になった反面、疲れがたまりやすく鬱になる人も増えています。
筆者が精神面のサポートをしているクライアントも、選択肢が多くなることで生きづらさを抱えている人が多い印象です。
『癒し』を見方につけると便利な社会をより良く生きられるかもしれません。
今日は以上です。
またお会いしましょう。