こんにちは安野勇太です。

身体心理学認知科学を応用したコーチングビジネスプロデュースを軸に活動しています。

自己注目と不安の関係について書いていきます。

以下は先日のTweet。

以下は東北学院大学教養学部 准教授の金井嘉宏氏による日本心理学会の機関誌での『社交不安症』についての説明の抜粋。

社交不安症患者は、自分のネガティブな思考やイメージに注意を向ける「自己注目」によって、不安を維持してしまう。

しかし、向社会的・利他的な行動や考え方をすると、他者に注意が向き、この「自己注目」を減らしてくれるそうです。人間関係を築いていくための社会的行動に関与するホルモンで、抗ストレス作用がある「オキシトシン」の発生にもつながる。

それに、向社会的・利他的な行動や考え方は、脳の「腹内側前頭前野」までも活性化する。

人は他人の目を気にして不安になるのではなく、自己注目によって不安になりやすいのです。

今日はその意味についても深掘りしていきます。

自分を守る為か・相手の為か

例えばトラブルが起きたときに『他人を怒らせてしまったらどうしよう』と考えるのは自己注目です。相手が怒ることによる自分への被害を心配しているのです。

その結果、不安が大きくなり失敗しやすくなります。

このブログを読んでくれているあなたは知っての通り、人は緊張すると本来の能力が発揮できません。アウェイで戦う野球選手や、大勢の前で慣れていないスピーチをする人と同じように頭の中が真っ白になってしまいます。

この時に、『相手がどうしてほしいか』に集中デキれば落ち着いて行動できるようになります。

利他的な考え方や行動は抗ストレス作用を持つオキシトシンというホルモンの分泌を高めることもわかっています。

俯瞰する力を手に入れるトレーニング

相手の立場に立てるようになるには、モノゴトを俯瞰する力が必要です。つまり、最中にいながらも、落ち着いて現実に何が起きているのかを観察できるということです。

そして、感情に飲み込まれず現場を俯瞰して観られる為には自分自身を俯瞰して観られていることが重要です。

これはメタ認知と呼ばれます。つまり自分が焦っている・怒っているといった自分の認知そのものを認知している状態です。

普通、トレーニングを積んでいないと人は自分の怒りを俯瞰することはできません。『何怒ってるの?』と言われれば『別に怒っていない!』と我を忘れて怒鳴り散らしたりします。

この怒っている自分を自覚するだけでその感情をコントロールしやすくなります。

これはその場にいながらも一歩離れた高い視点から自分を観察できているのですから当たり前です。

気功の世界ではこれを観るといいます。同じ状態でもそれを一歩引いて観たものがコントロールするのです。

俯瞰の実践

感情にのまれているのは、回り回って自分への影響を不安に思っている状態だということは理解できたと思います。

では実際にトラブルが起きたときにはどうするかですが、このときのポイントは『自分はどうすれば良いか』と考えるのではなく『相手はどうて欲しいのか』に集中することです。

相手のしたいことに集中するほど、自分がなくなります。

そうすることで緊張が無くなって良い行動ができるようになるし、相手のやりたいことをするわけですからたいていの場合その後の結果も良くなります。

逆に相手の為に…とどうやっても考えられないトコロにあなたは身を置くべきではないでしょう。そう考えられない人と付き合うのはあなたの心と健康をすり減らします。

ということで今日は自己注目と不安について書いていきました。

今回お話ししたメタ認知や自己注目は不安などのエモーションコントロールに限らず、マーケティングやマネジメントでも役に立つはずです。

ということで今日は以上です。

またお会いしましょう。