爆発呼吸で交感神経とストレス耐性を高る
こんにちは安野勇太です。
相談業を軸に活動しています。
以下は先日のtweet。
気功の先生に習い初めてもうすぐ1年。
— やすの【相談業】 (@yasuno_y1989) January 18, 2021
爆発呼吸っていう逆腹式呼吸で高速で息を吐き出す技があるのだけど、交感神経を一気に高めるから筋トレに使えるんじゃないかと思ってたりする👀
今日は気功の技のひとつ、爆発呼吸について書いていきます。
爆発呼吸の効果
爆発呼吸はひとことでいうと交感神経を高める為の呼吸法です。
交感神経は興奮や緊張を司り、朝起きた直後から活発に動き出したり、運動中に高いパフォーマンスを発揮するのに必要なのが交感神経です。
逆に副交感神経は心身をリラックスさせるように働きます。現代は交感神経が働くことが多く、健康のためにはリラックスを意識することが重要だと言われることが多いのですが、交感神経が必要な時に働くこともまた重要です。
交感神経の効果は以下。
- 血圧と血糖値を高めて運動のパフォーマンスを発揮しやすくする。
- ストレス耐性を高める。
- 覚醒状態を作り出して脳の働きをはやくする。
交感神経が必要なときに働かないと、日中のパフォーマンスが悪くなり、その結果夜の眠りも浅くなりがちです。
爆発呼吸が使えるようになれば必要なときに瞬間的に交感神経を優位にさせられるようになります。
筆者は体を鍛えるのが好きで筋トレをしますが、意識や体がはっきりしないと感じる時もあります。
こういうときに爆発呼吸を使うとトレーニング中に高いパフォーマンスを発揮しやすくなります。ウエイトトレーニングは扱う重量が筋量肥大の効果に影響するのでこれはかなり有用です。
呼吸と自律神経には深い関わりがあります。
下の記事では気功と自律神経・潜在意識について解説しているので参考にしてみてください。
注意点として、交感神経が高い状態が長く続くと、高血圧やストレスホルモン(コルチゾール)の上昇による高血糖・腹部脂肪の増加など健康上の問題が出やすくなります。
なので交感神経は必要なタイミングでだけ高いのが理想だと覚えておいてください。
実際に気功の練習でも副交感神経を優位にする技が多くなっています。
基本は落ち着いていて、必要な時だけ交感神経を優位にさせられる。これが自由にできるのが理想的です。
爆発呼吸のやり方
ポイント1:逆腹式呼吸
爆発呼吸のやり方は、逆腹式呼吸が基本になります。
これは一般的に知られている腹式呼吸とは逆で、息を吸い込むときに横隔膜を上げて腹が凹むように呼吸をする方法です。
腹式呼吸はできる人が多いですが、逆腹式呼吸は集中力が必要で、もともとできる人が少ないので練習をした方が爆発呼吸がうまくいきやすいでしょう。
ポイントは、胸が動いたり、肩が上下しないように呼吸をすることです。
胸式呼吸をすると、逆腹式呼吸のようなお腹の動きになりますが、これはあまり横隔膜が動いていないので気をつけてください。
あくまでお腹がだけが動くようにするのがポイントです。
重いものを持ち上げるときにお腹に力を入れる感覚を意識するとわかりやすいかもしれません。
息を吐き出すときに腹圧を高めながらお腹を押し出していく感覚です。
ポイント2:スピード
逆腹式呼吸ができるようになったら、今度は高速で息を吐き出していきます。
空手の突きのときに腹から声を出すときのようにお腹を押し出すイメージです。
『ハッ!』という音がするくらい息が出るようになったら爆発呼吸完成です。
下の動画では気功の先生と爆発呼吸の練習をしているので参考にしてみてください。
声を出すのが難しい人は息だけを押し出すだけでも大丈夫です。
これができるようになったら爆発呼吸は完成です。
交感神経を高めたいときに高めて使ってみてください。
ということで今日は以上です。
今回の記事があなたの役に立てば幸いです。
ではまたお会いしましょう。